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要領わるく生きています

中卒のへっぽこ編集アシスタントが、日々の学びを中心に記録しています。

「知らないことが恥ずかしい」から「知ることが楽しい」にチェンジする

自己紹介はこちら → はじめまして! このブログについて説明します。

 

○きっかけは子持ち昆布

仕事が終わり、会社の人たちと「飲みにいこう!」となった日のことです。カウンター席とテーブル席が1つのこぢんまりとした居酒屋に入り、そなえつけのメニューを見てビールを頼みます。待つ間、壁にかけられた黒板メニューを見ると、山菜の天ぷら、さわらの西京焼き、ふきのとう味噌、茹でホタルイカなど季節の料理がずらり。そのなかで、ひときわ存在感を放っていたのが子持ち昆布でした。

 

子持ち昆布

なんとなく聞いたことがあるような気がするし、どこかで食べたことがあるような気がする。でも、実際は聞いたことも食べたこともないかもしれない。そんなことを考えていたら「頼みたいものはある?」と聞かれ、とっさに「子持ち昆布!」と答えます。どんなものが運ばれてくるのだろうとワクワクしながら、ふたたび黒板メニューを見ると、子持ち昆布のすぐ下に子持ちししゃもと書かれているのを見つけます。ああ、なるほど、子持ちししゃもと同じなんだ! 早くも謎が解けたことに揚々とした気持ちになり、期待を膨らませて運ばれてくるときを待ちます。

 

○子持ちトラップ

「はい、子持ち昆布ね!」女将が差し出したのは、昆布に黄金色のプチプチした小さな卵が、みっちりと付いたもの。思ったとおり! 正解を確信した私は自信満々にこう言います。子持ち昆布ってすごいですね。昆布の卵ってこういうふうになっているんですね。そもそも昆布って卵から生まれるんですね」それを聞いた上司がひとこと言い放ちます。

「お前、そんなことも知らないのか!? ググってみろ!!!」

 

子持ち昆布とは

正解を確信した私の自信は見事に崩れ落ち、思い込みだけで早とちりをしたことに恥ずかしさが込み上げます。それでもめげずにググってみると、子持ち昆布について、こう書いてあります。

 

子持ち昆布

ニシンにより卵を産みつけられた昆布を塩漬けしたもの。主にカナダなどで生産されたものが多い。天然に生えている昆布に付着する子持ち昆布は珍品の域を出ず、大量に販売できる量はない。このため今は、産卵のため押し寄せたニシンを生簀に追い込み、そこに昆布をたらして二シンの卵を付着させたものが多く販売されている。なおニシンの卵は粘着性が強いため、昆布によく付着する。

子持ち昆布とは - はてなキーワード

 

そう、子持ち昆布の卵は昆布の卵ではなかったのです。子持ちししゃもとは似て非なるものだったのです。それを知った私は一瞬にしてどん底に突き落とされ、その次の瞬間には笑いものにされてしまいます。でも、いつまでもどん底にいるわけにはいきません。「あたらしいことを知られてラッキー!」と立ち直るしかないのです。

 

子持ち昆布が教えてくれたこと

誰もが知っているようなことを、自分ひとりだけが知らないということが分かったとき、恥ずかしさでいたたまれなくなります。なぜ自分の無知を露呈してしまったのだろうと、後悔でやりきれなくなります。でも冷静になると、知らないことを知らないままでいたり、分かったふりをして分からないままでいるよりも、正しいことを知ることや正しく認識することのほうが、よっぽど大切なことに気付きます。知らないことを恥ずかしいと思うのではなく、知らないから知りたい、知ることが楽しい! そういうマインドにチェンジすることが大事なんだということを、あらためて教えてもらいました。